フジモト歯科

診療案内|奈良県御所市の歯医者・歯科|フジモト歯科


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〒639-2304 奈良県御所市大広町319

診療案内

予防歯科

当院は、予防で来院する方がリラックスできるよう、専用ケアルームをご用意しています。また、かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所の届出をしている歯科医院ですので、歯周病の再発を防ぐ処置を毎月保険適用で行うことが可能です。

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歯周病は、一度発症すると治療後も再発しやすくなります。また、歯周病の原因菌にはたくさんの種類があり、中でも悪性度の高いものに感染すると、毎月お口のクリーニングを受けていても発症や重症化しやすい傾向があります。そのため当院では、レントゲン検査や位相差顕微鏡での観察により悪性度の高い細菌がいると思われる方には、それを踏まえたケアプランを作成し、再発・重症化の防止に努めています。

なお、自己流の歯磨きではかえって歯を傷めてしまうことがありますので、正しい歯磨き方法を身につけることも大切です。当院では、重度の歯周病にかかっている様子を再現した模型など、実際の状態に近いものを使い、できるだけその患者さまに合った、分かりやすい歯磨き指導を行っています。

虫歯治療

虫歯は、歯を失う原因の3割以上というデータがありますが、軽度の虫歯で歯を失うことはありません。虫歯を軽度なうちに発見しちゃんと治療すること、そして予防に目覚めることが、歯を長く残すキーポイントです。

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昔は前歯にもお洒落で金歯や銀歯を入れた方がおられましたが、昨今は白い自然な歯を希望される傾向が強いです。

当院では、詰め物で治せる虫歯は、銀歯ではなく、歯と同じ色の光重合型コンポジットレジンを用いたダイレクトボンディング法で治療(保険診療適用)しております。お口を開いてもらう時間は長くなってしまいますが、金属アレルギーを起こさず、自然な仕上がりです。

虫歯が大きく神経が生きている歯の治療には、局所麻酔が必要です。当院では、注射の痛みが少しでも軽減されるよう種々の工夫をして麻酔を行っております。当院では、虫歯が大きくなっても、なるべく歯の神経(歯髄)を残すように歯髄を保護する処置をし、後日型取りをして被せ物をします。しかし、ズキズキ痛む場合(化膿性歯髄炎)は、局所麻酔下で、歯の神経をとる処置(抜髄)を行って歯を残せるようにします。歯根の中の感染した歯髄を取り除く抜髄後は、歯根の中の管(根管)を腐らないように詰める処置(根管充填)を行い、被せるための土台作り(支台築造)、型取り(形成、印象)、被せ物(クラウン)の作成、装着となりますので、治療期間と回数がかかってしまいます。すでに歯髄が死んで腐っている場合や、歯根の先で化膿している場合は、溜まった膿を吸い出し、根管内を消毒する処置(感染根管処置)を行い、根管消毒、根管充填、支台築造、形成、印象、クラウンの作成、装着となり、期間と回数がかかります。当院では、抜髄や感染根管処置の際は、取り残さないための拡大鏡、ラバーでの防湿、根尖丁度に治療するための根管長測定器、根管内の殺菌をするための高周波治療器、超音波洗浄器、曲がった根管にも適応できるNiTiファイル等を駆使して、治療を行っております。奥歯のクラウンは保険診療では基本的に銀歯ですが、条件により保険診療でも白い歯(CAD/CAM冠)にできる場合があります。より耐久性があり審美性に優れた保険外診療のオールセラミック冠、オールジルコニア冠・ブリッジ、メタルボンドセラミック冠・ブリッジもお選びいただけます。保険外診療では、口腔内スキャナーでの光学印象採得ができるようになり、従来のゴム状の印象材が固まるの待つ不快感がなくなります。治療した歯を長く保つためには、再発防止を心掛けることが大事です。正しいホームケアを身に着け、定期検診にお越しください。

歯周病治療

歯周病は、「世界で最も患者数の多い病気」として、2001年にギネスブックに掲載された病気です。日本でも厚生労働省が2011年に行った「歯科疾患実態調査」によると成人の8割以上が歯周病にかかっており、歯を失う原因の4割以上は歯周病となっております。また、歯周病は、糖尿病、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、腎臓病、リウマチ、誤嚥性肺炎、低体重児早産などの全身疾患と関わりがあることが分かってきています。

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当院では、歯周病治療の基本となるお口のクリーニングから、重度の方への歯周外科手術や再生療法までの、歯周病治療のすべての処置を「歯周治療のガイドライン」に則って行っています。

歯周病は、歯と歯肉の境から歯周病菌が侵入することで起こり、歯周ポケットを形成し悪化させます。歯周病菌は、偏性嫌気性菌というグループで、酸素が苦手で、動き回る菌です。ご希望があれば、位相差顕微鏡で、ご自分の歯周病菌の動き回る様子をご覧いただけます。 糖分を口に入れると歯の表面に虫歯菌のプラーク(歯垢)がすぐに形成され厚みを増していきます。1日以上経つと空気に触れないプラークの奥で歯周病菌が繁殖をはじめ、歯と歯肉の間に侵入するため歯肉に炎症が起こり、歯周ポケットができてしまいます。歯周ポケットの中は常に空気に触れない嫌気状態ですので、歯周病菌は繁殖を続け炎症で骨が溶かされ、歯周ポケットは深くなっていきます。数日経った歯垢には唾(つば)のカルシウムが沈着して歯石になります。歯石は、歯ブラシやフロスでは取り除けないため、歯石が付くとますます歯周病菌が繁殖してしまいます。歯周ポケット内の歯根の表面に付着した歯石(縁下歯石)は、歯周病菌の要塞です。中等度以上の歯周病は、縁下歯石を取り除かなければ治りません。食いしばりが激しい場合や、残っている歯の数が少なくなった場合、歯がすり減って(咬耗)引っ掛かりが出てきた場合には、力がかかりすぎて歯が揺れてしまい、歯と歯肉の隙間に歯周病菌がますます侵入しやすくなり、歯周病は重症化します。咬み合わせの調整や歯の固定も歯周治療に必要です。喫煙は、歯肉の抵抗力を低下させ、歯周病を悪化させますので、中等度以上の歯周病の方には禁煙をお勧めしています。ぶよぶよの歯肉は歯周病を悪化させます。引きしまった歯肉を獲得し、維持すことが重要です。歯周病は治療後も再発しやすい病気で、患者さま自身の日々のお手入れが重要です。しかし、ご自身のお手入れだけでは不十分で、定期的なメインテナンスを受けていただき、悪化に速やかに対処することで、長期間歯を保存し、生活の質を維持していただきたいと考えております。

出典元:日本歯科医師会「HAPPY smile」
https://www.jda.or.jp/pr/pdf/happysmile/happysmile_vol26.pdf

※PDF形式の文書をご覧いただくには、AdobeR ReaderR プラグイン(無料)が必要です。お持ちでない方はこちらから入手できます。

インプラント

インプラント(人工歯根)は、チタン製のネジを顎の骨に埋め込む治療法です。
歯を失ったとき、残った歯の負担を増やさず、長く維持するためにとても有効です。当院では、開業当初(平成8年)から20年以上インプラント治療を行っており、喜ばれております。歯科用CTを平成24年から導入し、傷を小さく治療できるようになり、腫れない、痛みの少ないインプラント手術に取り組んでいます。

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また、当院では、インプラントが骨に接合するのを早める超音波骨折治療器オステオトロンを使用し、骨に接合するまでの治療期間を約半分にすることができています。インプラントが骨に接合したら、インプラントの上に歯を作り、見た目や噛み応えがご自分の歯とほぼ変わりなくお使いいただけるようになります。インプラントは、骨に埋め込む治療のため、一定以上の骨の量と質が必要です。比較的高額な治療ですので、その価値がご理解いただけない方に適しません。ご希望されても、骨粗鬆症や糖尿病などの全身疾患などでできないこともあります。

インプラントを長くお使いいただくためには、日々のご自身のお手入れと、定期的なメインテナンスが必要です。中程度以上の歯周病の方は、インプラントの歯周病であるインプラント周囲炎を起こしやすいため、歯周病の治療と再発予防が欠かせません。

下顎の総入れ歯の安定のためのミニインプラントを4本埋め込む方法も可能です。矯正のための、ミニインプラント治療も行っています。ご希望の方はご相談ください。

小児歯科

お子さまの治療は、怖がらせないことを重視し、段階を踏んで行います。お子さまにとって、何に使うか分からない機械は、恐ろしいものに映ることでしょう。当院では、おままごとのように実際に機械に触ってもらいながら、練習を重ね、無理強いしないで治療できるようにしています。当院では、保護者の方も一緒に診察室に入っていただけます。

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例えば、初回は診療チェアには座らずお口を診るだけ、2回目は歯磨きやフッ化物塗布だけ行うというように、環境に慣れることや予防処置から始めます。虫歯の治療は、4歳で約2割、6歳では約9割のお子さまができるようになります。お子さまの治療ができたときは、「できたね」とほめてあげてください。

お子さまに、「歯医者は痛いよ」、「歯医者は怖いよ」と決して言わないでください。痛い所、怖い所にはお子さまは来てくれません。泣いて暴れるお子さまにちゃんとした治療は困難です。

小児の歯科治療は、虫歯治療がほとんどです。お子さまに虫歯ができてしまったら、虫歯の治療とともに、生活習慣を改善し、予防に取り組まなくてはなりません。ジュース・お菓子などの間食を見直し、回数を多く噛んで食べるような食品への変更、歯ブラシ・フロスなどでの仕上げ磨き、フッ化物の使用などが必要です。

お子さまが健やかに成長し、豊かな人生を送っていただけるようお手伝いできれば幸いです。

矯正歯科

歯列の矯正には、発育期のお子さま対象の矯正と、永久歯列になった中学生以降の大人対象の矯正があります。お子さまには、健康的な歯並びやかみ合わせになるよう、マウスピース型の矯正装置で発育を誘導します。

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指しゃぶりや食いしばりなどの癖は、歯列と顎の発育を歪めますので、早く改善すべきです。かみ合わせが前後左右にずれている場合は、3歳ごろからの治療がおすすめです。骨格性のずれは、大人になってから治すと骨を切る手術もすることになり、入院とより高額な治療費が必要になるからです。

永久歯列の矯正には、マウスピースでの矯正と、歯にブラケットという器具を張り付ける固定式のワイヤー矯正を行っています。マウスピース矯正は、透明な薄いマウスピースなのでほとんど目立ちませんが、動かせる限度がありますのでご相談ください。ワイヤー矯正は、歯の外側にブラケットを張り付け、ワイヤーをはめ込んで行います。当院では見える部分には、主に透明なセラミック製のものを使い目立たないように配慮しています。ワイヤー矯正にミニインプラントを組み合わせる矯正治療も有効です。

また倒れた歯を直立させたり、抜いた第二大臼歯のところに親知らずを引っ張ってくるなどの、部分矯正も行っています。

より良い口腔環境を作り、良い口腔状態を長期に保つことで、健やかな人生を送っていただくお役に立てれば幸いです。

歯科口腔外科

・親知らず(第3大臼歯)の抜歯
・口腔がんの診査
・歯根端切除術・歯根嚢胞摘出術(歯根の先の膿の袋を取り除く手術)
・上唇小帯・頬小帯・舌小帯の切除術
・口内炎のレーザー治療などを行っています。

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現代人は顎が小さく、親知らずがちゃんと生える方は少数です。もともと親知らずのない方もおられますが、多くの方は半分埋まった半埋伏歯か横倒しになった水平埋伏歯の状態です。痛みがないからと親知らずを放置していると、手前の大切な歯(第2大臼歯)の寿命が短くなり、後ろから押されて噛み合わせがズレてくる、前歯の歯並びが悪くなるなどが起こります。当院では、X線診断の上、必要な場合CT撮影(保険診療で対応)を行い、十分説明を行った上で、腫れや痛みを最小になるよう、親知らずの抜歯を行っています。

口腔がんは、堀ちえみさんの舌癌で注目を浴びました。口腔がんは、初期では痛みのないことが多いですが、しこりや、治らない口内炎は早めにご来院ください。歯のかどや入れ歯が当たっている場合は、調整で治る場合が多いですが、癌が疑われる場合は速やかに基幹病院(奈良県立医科大学付属病院など)に紹介します。

歯根の先に膿が溜まった歯根嚢胞の治療は、歯を削って歯の神経(歯髄)の入っていた根の中の管を消毒・殺菌を行う感染根管治療が第一選択です。しかし、被せ物が外せない場合や根管治療後も嚢胞が治らない場合は、外科的に嚢胞を摘出する手術が適用になり、当院で処置できます。

歯肉から唇や頬につながる小帯の付着部位が歯に近いと、清掃しにくいなどが原因で虫歯や歯周病を悪化させます。また舌の裏の筋が短いと滑舌が悪くなります。当院では、CO2レーザーを用いてほとんど出血しない方法で小帯切除を行います。1週間程は刺激物がしみますが、腫れはほとんどありません。

CO2レーザーは、口内炎治療に保険適用になりました。弱いモードで行うため、痛みは少なく、治療は比較的早いです。

ホワイトニング

歯の色が気になり、口元の美しさを向上させたい方には、歯のホワイトニングをお勧めします。当院では、歯科医院内で行う『オフィスホワイトニング』と、患者さまが自宅で行うホームホワイトニングの両方を取り扱っています。

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『オフィスホワイトニング』
歯科医院内で、歯科衛生士がホワイトニングを行います。
〈長所〉
・その日のうちに歯を白くすることができます。
〈短所〉
・歯科医院での処置時間が1回1時間ほどかかります。
・高濃度の薬剤を使用するため、歯肉や歯がしみる恐れがありますが、当院では、特許製品のKen’s whiteningと発熱の少ないLEDライトで、より刺激の少ないオフィスホワイトニングを行っております。

『ホームホワイトニング』
ご自宅で、患者さまの歯にピッタリにお作りしたマウストレーに専用ジェルを注入して歯にはめていただきます。
〈長所〉
・前歯だけでなく、奥歯まで白くできます。
・歯科医院での時間は、短くて済みます。
・薬剤の刺激は少ないです。

*ホワイトニングは、お口の中の状態によっては先に治療を行う場合もございますので、ご了承ください。

審美治療

美しい笑顔で豊かな生活を!審美治療は、口元の美しさを求める総合的な歯科医療です。健康保険制度での治療でも、コンポジットレジン充填やCAD/CAM冠という白い詰め物、被せ物が適用できるようになりましたが、制限が多く限界があります。

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・歯並びを治療したい場合には、歯列矯正をお勧めします。(矯正歯科の項をご覧ください。)

・歯を白くしたいときは、ホワイトニングがおすすめです。(ホワイトニングの項をご覧ください。)

・虫歯ではないけれど形や色を変えたい場合は、ダイレクトボンドべニアをお選びいただけます。

・虫歯が大きく銀歯が気になる場合には、オールセラミッククラウン、オールジルコニアクラウン、ジルコニアボンドセラミッククラウン、メタルボンドセラミッククラウンの中から、白く自然で美しい被せ物をお選びいただけます。

・ブリッジは、オールジルコニア、ジルコニアボンドセラミック、メタルボンドセラミックがお選びいただけます。

・インプラントの上には、オールセラミッククラウン、オールジルコニアクラウン、ジルコニアボンドセラミッククラウン、メタルボンドセラミッククラウンをお選びいただけます。

・部分入れ歯の銀色の針金(クラスプ)が気になる方には、銀色のクラスプのないノンクラスプデンチャーをお勧めします。当院では、TUMデンチャーを使用し、好評です。TUMデンチャーは、割れにくく、歯茎がやせても修理が可能ですので、長くお使いいただけます。

訪問歯科診療

当院では訪問歯科診療を行っています。当院にお越しいただいていた患者さまの中に、お年を召されたりご病気をされたりして、通院できなくなってしまった方がいらっしゃいましたら、そうした方々のお口の健康を今後は訪問歯科診療でサポートします。一度当院にご相談ください。

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レーザーなど一部の治療は訪問歯科診療では対応できませんが、基本的には患者さまのご自宅でも歯科治療は可能です。患者さまの日々が豊かなものであるよう、快適なお口で過ごすためのケアを通じて貢献していきます。

入れ歯

患者さまに元気で長生きしていただくことが、当院の願いです。 入れ歯が壊れた場合は、ご連絡の上ご自身でお持ちいただければ、なるべく当日に修理します。ご本人が来院できない場合は、入れ歯の修理はできません。訪問歯科診療で対応します。 歯がなくても食べられない状態をなくせるよう、ご希望を伺いながら一人ひとりに合った入れ歯をお作りします。すべてオーダーメイドのため通院回数と期間(1か月程度)が必要ですのでご了承ください。

多くの歯を失った時の第一選択は、いわゆるあご付き入れ歯(可撤性義歯)です。 歯が残っている場合にはバネ(クラスプ)をかけて外れにくくする部分入れ歯(局部床義歯)、歯が残っていない歯茎(無歯顎)には総入れ歯(総義歯)を装着します。 多くの歯を失い入れ歯も入れていない人は、20本以上の歯で噛めている人に比べ、認知症発症リスクが1.9倍、転倒リスクが2.5倍になりますが、歯を失っても入れ歯を入れると認知症リスクは1.1倍に、転倒リスクは1.3倍に減少すると報告されています。 痛みがないからと歯を失っても放置していると、健康寿命は短くなり、要介護の状態になりやすいのです。 歯を失っても、治療をしてちゃんと噛めるようにしましょう。

ほとんどの場合、保険で入れ歯をお作りできます。 ご希望があれば、部分入れ歯で見た目が気になる方にはノンクラスプデンチャー、より強度と装着感の良い金属床義歯(コバルト床、チタン床)、クッションで裏打ちし歯茎のやせを抑えるコンフォート義歯、インプラントで外れにくくし使用感・装着感を高めたインプラントオーバーデンチャーも選択していただけます。

出典元:日本歯科医師会「健康長寿社会に寄与する歯科医療・口腔保健のエビデンス2015」
https://www.jda.or.jp/pdf/ebm2015Ja.pdf

歯を失ってしまったら

歯を失った部分に咬めるように歯を作る方法は、大きく分けて3種類あります。

① ブリッジ:  主に両側の歯を削って被せ物で橋渡しする固定性の架橋義歯
② 入れ歯:   着脱式の部分入れ歯や、総入れ歯
③ インプラント:歯を失った部分の骨に埋め込んだ人工歯根に歯をつける方法

① ブリッジは、歯を失った本数が少なく、隣の歯が丈夫な場合、両隣の歯への被せ物で橋渡しを作り、失った歯を補う方法です。

利点:固定性で違和感が少ない。
欠点:失った歯の分が支える歯の負担が増える。歯を削るので歯の神経(歯髄)を残せないことがある。
ご希望により保険外診療の、審美性と強度を兼ね備えたジルコニアクラウンブリッジやメタルボンドブリッジ、ほとんど歯を削らないヒューマンブリッジもお選びいただけます。

② 入れ歯(可撤性義歯)は、患者さまご自身が取り外してお手入れをしていただく必要があります。

利点:多数歯を失っても、他の方法より負担が少ない。
欠点:自分の歯のような噛み応えは感じない。歯茎を覆うので違和感が大きい。食事中に外れるとのどに詰まって危険。入れ歯の下の歯茎がやせる。部分入れ歯では、バネのかかる歯が悪くなりやすい。バネが見えて見た目(審美性)が悪い。
ご希望により保険外診療の、バネの見えないノンクラスプデンチャー、より強度が高く装着感の良い金属床、歯茎にあたる面にクッションをつけ歯茎のやせを抑えるコンフォートデンチャーもお選びいただけます。

③ インプラントは、歯を失った部分の骨にチタン製の人工歯根を埋め込み、その人工歯根の上に歯を作る方法です。

利点:自分の歯のように噛み応えを感じる。隣の歯を削る必要がない。残った歯の負担が減る。固定式で違和感が少ない。多数歯を失っても可能。
欠点:保険がきかず費用が掛かる。外科処置が必要で、全身疾患などでできない場合がある。

ブリッジと部分入れ歯の組み合わせや、入れ歯をインプラントで外れにくくするなどの組み合わせも可能です。 お一人お一人で、お口の状況は違います。それぞれ丁寧に説明し、ご自分に適した方法を選んでいただいております。